仲介会社を知る②
仲介会社が物件を取り扱うに当たって、
媒介の形態とは別に「元付け業者」「客付け業者」という概念があります。
元付けとは売主と直接つながりがあり、物件のやり取りを行う不動産業者です。
一方の客付け業者とは売主ではなく、物件購入希望者(=買主)とやり取りを行う不動産業者です。
基本的に客付け業者が売主と直接やり取りを行うことはありませんが、
元付け業者が売主とのやり取りと同時に物件購入希望者(=買主)とやり取りを行うこともあります。
売主、もしくは買主どちらか一方とつながって仲介業務を行うことを片手仲介、
売主と買主の両方の間に立って仲介を行うことを両手仲介と言います。
仲介手数料は3%なので、片手仲介であれば3%、
両手仲介であれば6%の手数料を得ることができます。
元付け業者で、客付けも得意であれば両手仲介のほうが
間違いなく効率よく利益を上げることができます。
例えば…1億円の物件を仲介した場合、片手仲介ならば300万円、
両手仲介ならば2倍の600万円の手数料が入ってきます。
それが3億の物件であれば…片手仲介では1500万円、両手仲介では3000万円と、
物件価格が大きくなればなるほどその開きが大きくなります。
1物件の仲介で3000万の手数料が入ってくれば
営業マンとしてかなり大きな実績になるのではないでしょうか?
ただし、少しでも高く売りたい売主と少しでも安く買いたい買主の間に入って
仲介を行うのは決して簡単ではありません。
売主とつながっているからこそ大きな価格交渉を受け入れ難くなる場合もありますので、
購入希望者のことだけを一生懸命考えてくれるという一面だけを取れば
客付け仲介の業者に分があるかもしれません。
その一方で、売主とつながっている業者だからこそしっかりとした物件情報を得ることができるし、
せっかく購入する気になっていたのに気付いたら
後一歩のところで他の人に物件が買われてしまっていたなどということが少なくて済むかもしれません。
