| さて、実際には馬の歯医者さんはどのようなことをするのでしょう?
私達、人間も色々な理由で歯医者さんに行きます。
音が嫌で、痛いのが嫌で、歯医者さんに行きたくないなって思ったことはありますか?
歯が痛くても、歯医者さんに行くのが嫌で、限界まで我慢してしまったことがありませんか?
馬もそういうふうに思うのでしょうか?
「愛馬を歯医者さんにかからせるのは可哀相」なので痛いまま放っておきますか?
私たちは誇りを持って馬先進国・英国流(世界基準)のデンタルケアをすすめることができます。
馬にやさしいNon-Sedation
Policy
鎮静剤はなるべく使いません。ほとんどの馬は鎮静剤を必要としません。歯の過長成長が激しい場合はパワーツールを使いますので、その時は獣医師による鎮静が必要ですが、普段の場合は馬の疲労度、オーナーの金銭的、精神的負担を考えて、出来ることは全てハンドフロートで行います。
その馬のことをよく知る為のInspection
全ての馬は施術を受ける前に、オーナーに簡単にその馬の特徴などをオーナーズデンタルシートに書き込んで頂き、その後、検査を行います。検査の内容は歯や口内は勿論、頭、顎など馬体全体に及びます。これらの検査はその馬をよく知る為と、施術前に馬の健康状態や頭蓋骨の正常さをチェックする為です(病気の2次的感染予防と怪我防止の為)。また馬がリラックスする為のタイムアウトでもあります。その後、どのような施術が必要なのか、コストはいくらくらいかかるのかを説明します。
馬が怖がらないFloating
その後、歯のフロート(やする)を開始します。馬は抑えなくて結構ですので、静かに見守っていてください。馬は抑えることによって逆に反抗することがあります。大抵の馬達は大人しく、気持ちよさそうに歯を削らせてくれます。使用する道具はアメリカ製のハンドフロート、イギリス製の2004年現在最新の開口器です。パワーツールもアメリカ製です。全ての道具はクロルヘキサディンと熱湯で消毒されています。
常に新しい技術と知識を取り入れるContinuous
Education
馬の歯の世界も日々進歩しています。世界各国での馬の学会参加はもちろん、新しい器具の講習会、情報共有の講習会に常に参加し、またEquine
Veterinary Journal, Equine Veterinary Education, Veterinary Clinics
of North America Equine Plactice等の最新の学術論文にも目を通しています。
Good Boy...
私達ホースマンは日々、馬の為に何が最良のことなのか、どうしたらその馬の持ち合わせている能力を発揮できるのか、どうしたらその馬が怪我や病気をせずに健康に暮せるかを考えます。理由は人それぞれ、私達は時に馬を相棒とし、時に仕事の仲間とし、時に科学や医療のマテリアルとして、彼らは私達の生活を豊かにしてくれます。だけれど私達は同時に、常にこう思っているべきです。「全ては馬の為に。馬がいるから私達が存る」と。
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